地方のピアノ教室の実家に暮らす中学生・小田嶋律と、東京からの転校生・白石小夜。
幼いころからピアノの英才教育を受けてきた小夜は、律の実家のピアノ教室に通うことになり、二人の仲は深まっていく。
しかし、ある日の音楽室、小夜が口にした一言の願いが、律を激情の螺旋へと引きずり込む――。
2019年、オムニバス短編集『グッド・バイ・プロミネンス』(祥伝社)を発売。
劇団雌猫・ひらりさ氏の推薦などによりその才能に注目が集まる。
2022年11月、「月刊アフタヌーン」(講談社)で『最果てのセレナード』を連載開始。自身初の長編連載となる。