あらすじ
佐久良が所属するバスケ部は先日インターハイ出場を決めたばかり。しかし部員の精神的支柱だった顧問の遠山が放火の容疑で逮捕されバスケ部は混乱。そんな中、逮捕される直前の遠山からキャプテンに電話があったこと聞かされる。
安野モヨコ氏のコメント
画力、ストーリー構成、そして意外性をすべてバランスよく持ち合わせた、大変おもしろい作品でした! キャラクターの描写も秀逸。主人公の佐久良の説得力と放火の容疑で逮捕された顧問の遠山先生の危うさから、バスケ部のキャプテンや部員たちなど周辺の登場人物まで、人間味あふれる表情とセリフで生き生きと表現されていました。顧問の放火という意外すぎる展開をしっかりとひとつひとつ紐解いていく過程の描き方が、投稿作のレベルを超えている。本当にもう、最高。すべてが最高におもしろかった。
受賞者のコメント
落雷の光と爆音で大荒れだった雨の日に大賞受賞の連絡をいただいて、自分の人生にもこんなドラマチックな瞬間があるんだなと思い出してはビリビリします。大変光栄です! ありがとうございます!