あらすじ
亡くなった母の呪いに囚われ、常に彼女の影を感じる少女、佐原愛。救いを求めて、奇妙な信仰を持つ廃墟の島を訪れる。島で怪しい民俗研究家の村上と出会い、二人で島の探索をするうちに恐ろしい体験に出くわす。
森薫氏のコメント
アナログペンの線と不気味な内容の相性が良く、雰囲気作りからバッチリ! 不気味さを演出するためにも背景が重要な要素となる物語でしたが、その肝もちゃんと摑(つか)めています。背景やコマ割り、ページ構成など漫画の基礎的な技術が高いため、良い企画があればすぐにでも連載を始められるポテンシャルの高さを感じました! 今後はカメラアングルを工夫すると、よりその場の空気や臨場感が伝わると思います。読者が強い感動を得られる作品を描いていってください。
受賞者のコメント
誰も見ていなければ、すぐにでも消えそうな自分の存在が、少しくっきりしたような気がします。四季大賞は都市伝説ではなかった、世界ありがとう!