あらすじ
癇癪持ちで予測不能な動きをする信楽くんはクラスでも浮いた存在。なんでもソツなくこなす優等生の清水は彼が作る図工の作品に惹かれ、信楽くんの観察を始める。
安野モヨコ氏のコメント
絵柄やセリフ・エピソードの選び方に独創的なセンスを感じる作品でした。とくにキャラクターが良かったです。最後まで「分からない人」として描かれている信楽くんと、根拠なく「信楽くんを自覚なく傷つけるだろう」と言い続けている清水。なんとなくまとまらない二人のやりとりが、作品の無造作な美しさに繋がっていると思います。この無造作な感じは、城戸さんの個性であり武器になると思うので、今後の作品が楽しみです。
受賞者のコメント
2020年に「ANNORMAL展」で原画を見て、原稿したい!と描いたのがこの作品です。巡り巡って講評していただき賞までもらって、まだ信じられませんが今最高の気分です。皆「ANNORMAL展」に行こう! ありがとうございます!