アフタヌーン公式サイト

《四季賞》は年4回開催のアフタヌーン新人漫画賞。
有名漫画家多数輩出! 各賞必ず選出!
ページ数、応募作品数無制限、完全ジャンルフリーの新人漫画家登竜門。
ここでは2018年夏の最終選考結果を紹介。
2018年 秋のコンテスト最終選考結果発表!

総評

選考委員・萩尾望都氏(『ポーの一族』『11人いる!』『由良の門(と)を』)

 今回はそれぞれに優れた点が違っていて、どの作品を上位にするか迷いました。そのため、重視する選考基準を作ろうと考えて絵を評価の大きなポイントにしています。絵が上手いと言った時に、「描線が美しい」という意味合いと「物の形を捉えるのが上手い」という意味合いを含んでいますが、『美しいカラダ』はどちらも高水準で、物語の質をしっかりと引き上げていました。投稿作の中には、絵にあまり気が配られておらず非常に惜しいと思った作品もありました。荒々しさを“個性”と主張したい人もいるかも知れませんが、あくまでも“美しい個性”であってほしいと思います。

編集長総評

 この場を借りてお伝えしますが、萩尾望都先生による四季賞の選考は来年の「2019年秋のコンテスト」が最後です。萩尾先生、12年にわたり本当にありがとうございます。新人賞への投稿を考えている皆さん、来年が萩尾先生ファイナルです。ご記憶におとどめ下さい。萩尾先生ラス前回となる今回、キーワードの1つは「わかりやすさ」だったように思います。今日、マンガは過剰供給状態です。選びにくいし探しにくい。わかりにくい作品も相当数が世に出回る中、難しい内容をわかりやすく噛み砕くだけで大変な強みになります。大賞受賞作『美しいカラダ』は、難しいテーマがわかりやすく伝わってくる秀逸な作品です。「アフタヌーン」2018年12月号掲載ですので、ぜひお読み下さい。


四季大賞

賞金100万円+Intuos Pro Medium

美しいカラダ

波多野マリヲ(29歳)

48ページ

萩尾望都氏コメント

 物語を支える絵の力が、飛び抜けて素晴らしかったです。「カラダ」を通してクラスメイトの不思議な関係性を描くストーリーも読みごたえがあり、着々と作り上げられる2人だけの世界に引き込まれました。主人公を別の視点から見ている人物の存在があれば、キャラクターに一層厚みが出たかもしれません。


作者コメント

 このような賞をいただけてとても光栄です。ありがとうございます。憧れの萩尾先生に読んでいただけたなんて夢のようです!! これで願掛けに2年間伸ばしっぱなしだった髪をようやく切りにいけます。地面に届く前で本当に良かったです。

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萩尾望都特別賞

賞金60万円+ワコム製ペンタブレット「Wacom Intuos Small ワイヤレス」

うそつき同窓会

鮎田恒二(33歳)

50ページ

萩尾望都氏コメント

 人間関係の描き方が見事です。主要人物以外にも自然に焦点が当たっていて、同窓会に来た彼らの「学生生活がどうだったのか」ということを想像して楽しむこともできました。会話やコマ割りにもセンスがあるので、画力(特に人物描写)の成長を期待します。


作者コメント

 萩尾望都特別賞ありがとうございます。弐瓶勉先生や小路啓之先生と同じ審査員特別賞をいただけた事実にビビって手が震えました。賞金でいい椅子買って、もっといい漫画描きます。

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四季賞

賞金60万円+ワコム製ペンタブレット「Wacom Intuos Small ワイヤレス」

マイシー・マイサマー

水戸市子(22歳)

52ページ

萩尾望都氏コメント

 ムードがたっぷりありますね。会話も展開もよどみなく、構成も大変上手いと思います。表情がよく出ているので表現力に問題はないのですが、顔のバランスにもう少し気を遣えたら、よりお話に入り込みやすくなり、レベルがグンと上がるのではないでしょうか。


作者コメント

 私という人間は根が陰気なものですから人前で漫画が好きと言えないのですが、しかし漫画を描いているときの私は、いちばん漫画が好きな私だと思います。W.B.イェイツに愛をこめて。

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準入選

賞金30万円

練習の時間

冗栄(30歳)

36ページ

萩尾望都氏コメント

 ギュっと凝縮された、奥行きのある世界観でした。異世界に迷い込んだようでおもしろかったです。線を洗練させると、もっと良い画面が作れるようになると思います。


作者コメント

 準入選ありがとうございます。とてもうれしいです。どこかの孤独な誰かの心にぽっちりとまる、そんな作品を描いていきたいです。

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準入選

賞金30万円

ナミダノアイランド

芥川ミサヲ(38歳)

78ページ

萩尾望都氏コメント

 お母さんに電話をかけるシーンがあるのが良かったです。“夢”として終わらず現実に作用していて、「一歩進めて良かったね」と思えます。夢の世界を表現する絵の力も抜群でした。


作者コメント

 賞を頂けてとても光栄です。今回、四季賞に応募できて本当によかったと思います。読んだ方に少しでも楽しんで貰えたら嬉しいです。

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準入選

賞金30万円

父の復讐

中野美八(28歳)

20ページ

萩尾望都氏コメント

 最初と最後の構図を重ねるという、高度なテクニックにドキっとしました。難しい家族関係をきちんと描写するのは好ましいですが、線の荒い箇所があるので、原稿の丁寧さにも気をつけて。


作者コメント

 嬉しいとか悔しいとかいろんな感情がじわじわ沁みだしています。読んでる時間が楽しい時間になる漫画を描いていきたいです。

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準入選

賞金30万円

こっちむいて! ポニーテール

真木しう(24歳)

39ページ

萩尾望都氏コメント

 「なんにもできない男の子」が愛おしいです。この方向のキャラクターを描きこなせるようになったら強い武器になりますね。線がとても綺麗で、画面を見ているのが心地良かったです。


作者コメント

 描いた漫画を読んでくださることが一番の幸せです。これからもお付き合いくださいませ!

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佳作

賞金10万円

秘するが花

ヨルノ(31歳)

29ページ

作者コメント

賞を頂けて嬉しいです。ザッハトルテとコーヒーでお祝いしようと思います!

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佳作

賞金10万円

ソングライト

平ショウジ(22歳)

58ページ

作者コメント

悔しさ半分、納得半分です。身を引き締めて次の作品に取り組みます。

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佳作

賞金10万円

わたしの歯

山内尚(25歳)

36ページ

作者コメント

初めて漫画の賞をいただきました。石みたいに実感のあるものが手元に来て嬉しいです。

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佳作

賞金10万円

職人砦のビスポーク

打井夕八(24歳)

40ページ

作者コメント

先は届きました。次は狙い澄ましたアッパーカットで打ち抜きます。

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佳作

賞金10万円

マリアの仮腹

白上一晴(26歳)

42ページ

作者コメント

この度はありがとうございます。年々漫画を描くと今生きてるなという思いが増します。

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佳作

賞金10万円

サンクチュアリ

広田 凪(32歳)

40ページ

作者コメント

満足に仕上がらなかったので受賞できるとは思いませんでした。これを機に頑張ります。

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佳作

賞金10万円

人魚の声

守崎奈々瀬(26歳)

24ページ

作者コメント

まさか賞を頂けるとは思っていなかったので非常に嬉しいです。ありがとうございます。これからも、もっともっと楽しい漫画を沢山描きたいので頑張ります。

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四季賞受賞作はコミックDAYSで公開中!

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応募のきまり─募集要項─

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